泣いたときに鼻水が出るのは、鼻の中には鼻涙管と呼ばれる管があり、眼球から涙が流れてくるからです。 普段も少量の涙が鼻の中へ流れていて、鼻水の一部には涙が含まれています。
鼻水はどうして出るのですか？
実は、鼻水は体を守るために大切な 働きをしています。 鼻の中に、異物（ウイルスや細菌、埃や花粉など）が入り、鼻の粘膜が炎症を 起こすと、大量の粘液を作り、異物を体の外へ押し出そうとします。 これが鼻水の正体です。
涙が出るのはどうしてですか？
涙は上まぶたの外側あたりで作られ、目の表面をまばたきごとに洗い、目頭にある涙点（ルイテン）から鼻に流れていきます。 この鼻に流れていく部分、鼻涙管（ビルイカン）がつまってしまうと、水道の下水がつまってしまう状態と同じ状態になり、目から涙があふれ出ると言う状態になります。
涙 充血 なぜ？
不安や悲しい感情が高ぶったり、角膜や結膜に異物が接したりすると、涙腺を支配する副交感神経が興奮し、涙の分泌量が増えます（「流涙反射」といいます）。 このとき、涙の原料となる血液を供給するために血流増加が起こります。 涙腺の周囲の血管が拡張するので、外から見ると赤く見えるようになるのです。
涙が止まらないのはどうして？
涙目の原因となる主な疾患 また、鼻涙管（びるいかん）閉塞や鼻涙管狭窄（きょうさく）のように涙の通り道がふさがったり、狭くなったりした場合、あるいはそのふさがった部分が細菌に感染する涙嚢（るいのう）炎の場合には、涙があふれ出て止まらない状態になります。 また、顔面神経麻痺によっても涙の分泌が過剰になることがあります。
