雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。 近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。 グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
雷はどのような場所に落ちるのか?
雷は基本的に高い所に落ちやすい性質があります。 貴金属製のアクセサリーやメガネ、時計などの小さい金属物を身につけていても、落雷の危険度はつけていない状態と変わりません。 特にビルの屋上や山の頂上、周囲に高いものがないグラウンドは雷が落ちやすくなります。
雷 落ちた場所 どうなる?
家屋に落雷した場合、電流は壁を伝って地面に流れます。 その際、家電や天井、壁などの近くにいると放電流「側撃雷」を受ける危険があるそうです。 外出中に木の下で雨宿りをしていて雷に打たれるのも「直撃雷」ではなく、いちど木に落ちた雷の再放電による「側撃雷」によるものです。
雷 どこにいればいい?
屋内に流れ込んだ電気による感電を防ぐため、壁や天井、水道管や窓などの金属部分、コンセントや照明・電話・テレビなどの電気機器から1m以上離れた場所が安全です。 商業ビルなどであれば壁から離れたところ、一般の住宅であれば部屋の真ん中あたりが安全です。
雷 下から上 なぜ?
大きな粒の方が重たいので、雲の下の方に移動し、小さな粒は上昇気流によって雲の上の方に移動します。 そのため、雲の下の方では負の電荷が、雲の下の方では正の電荷が集まります。 また雲底に集まった負電荷によって、大地では正電荷が誘導されます。 これを「静電誘導」と言います。