建物や車など周囲に何もない所では、コンクリート製の電柱のそばが安全といえる。 物体が電気の伝導体で完全接地(アース)されていれば、そのそばの安全性は高い。 但し、完全に接地されていない金属製柱や、フエンスのそばでは安全は保障されない。 そのフエンスや金属柱からの側撃を受ける危険性がある。
雷 近くに落ちたらどうなる?
家屋に落雷した場合、電流は壁を伝って地面に流れます。 その際、家電や天井、壁などの近くにいると放電流「側撃雷」を受ける危険があるそうです。 外出中に木の下で雨宿りをしていて雷に打たれるのも「直撃雷」ではなく、いちど木に落ちた雷の再放電による「側撃雷」によるものです。
雷近い どうする?
姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。 雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。 なお、保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ、痛み、ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。
雷 どんなものに落ちやすい?
雷は基本的に高い所に落ちやすい性質があります。 貴金属製のアクセサリーやメガネ、時計などの小さい金属物を身につけていても、落雷の危険度はつけていない状態と変わりません。 特にビルの屋上や山の頂上、周囲に高いものがないグラウンドは雷が落ちやすくなります。
避雷針に落ちた雷はどうなる?
いったん避雷針に雷が落ちても、避雷針から近くにある物に雷が飛んでくることがあります。 通常は人が感電で怪我するほどの電気が空気中に流れることはありません(冬にドアノブ等を触ろうとしてビリリとくる静電気ぐらいだと思います)が、雷の電気は電圧、電流とも大きいので、空気中を流れてしまいます。