感染症:多剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症 抵抗力の落ちた人が腸管などの体内に保菌していると、感染管理をしても自分の内部から緑膿菌による感染が起きえます。 病院では流しなどの水回りやトイレなどから分離され、消毒薬、人工呼吸器、内視鏡などが汚染されることがあります。
膿 緑色 なぜ?
和名の緑膿菌の方が、菌の性質をよく表しています。 つまり、緑色の膿(うみ)の原因になるという性質です。 しばしば、ピオベルジンやピオシアニンと呼ばれる緑系の色素を産生するために、膿の色が緑になります。 形態上の特徴としては、細長い細菌で、端に一本のしっぽ(単毛性べん毛)を持っています。
緑膿菌 ピオ なぜ?
緑膿菌はピオシアニンを始め各種色素を産生するため,コロニーは一般的に緑色を示す。 本菌がときに医療従事者から“ピオ”という名前で呼ばれていることもこのピオシアニンに由来していると思われる。 ただし色素の産生性が異なると黄色や赤みがかったコロニーを形成する菌株もある(図2)。
緑膿菌は何感染?
細菌感染症に対する抵抗力が低下した入院患者など、特に手術後の患者は感染し発症する危険性が高くなりますが、典型的な日和見病原細菌であり健常者には無害です。 主な感染経路は、薬剤耐性緑膿菌によって汚染された手指や医療器具による接触感染です。
緑膿菌に感染するとどうなる?
緑膿菌は通常は弱毒菌で 健常人の腸管に存在して います。 しかし、免疫不全 や免疫機能低下患者では他 の感染症に対する抗菌薬の 投与により菌交代現象を起 こし体内で緑膿菌が増殖、各臓器を障害し呼吸器 感染症や敗血症を引き起こします。
