頭痛 脊椎(腰椎)麻酔は、専用の細い針で硬膜を穿刺し、クモ膜下腔に局所麻酔薬を注入します。 手術後に脳脊髄液がこの時の針穴から漏れ、脳圧が下降し、そのために激しい頭痛が生じることがあります。
全身麻酔 頭痛 なぜ?
麻酔科医でなく外科医でも行える麻酔ですが、麻酔効果の調節が難しく、また"脊麻後頭痛"と呼ばれる合併症を起こすことがあります。 これは、くも膜下腔に流れる脳脊髄液が、ここに針を刺すため、針穴からゆっくりと流出し頭蓋内圧が低下し、その結果として頭痛を起こすものです。
麻酔後の頭痛 いつまで?
頭痛 脊髄くも膜下麻酔では硬膜に針を入れますが、脳脊髄液がこの穴から漏れ、脳圧が低下し、激しい頭痛が起こることがあります。 発生頻度は約0.5%(170~200人に1人)程度で、特別な治療をしなくても1週間程度で治まります。
脊椎麻酔 頭痛 いつから?
腰椎穿刺後の頭痛は一般的で,通常は数時間から1~2日後に起き,重度となりうる。 体格が小さい若年の患者で最もリスクが高い。 細いnoncutting針を使用することでリスクが低下する。 髄液の採取量および腰椎穿刺後の臥床時間は発生率に影響しない。
硬膜外麻酔 頭痛 なぜ?
頭痛 硬膜外麻酔の場合も2.5%程の確率で硬膜を穿刺してしまい髄液が流出することがあります。 その場合、脊髄くも膜下麻酔と同様、起き上がった時などに頭痛を生じます。 脊髄くも膜下麻酔に較べて、使用する針が太いため、頭痛の程度も強くなることが多くなります。