睡眠中に起こる異常な行動を「睡眠時随伴症」と呼んでいます。子どもによくみられる夜驚症(やきょうしょう)と夢遊病は「睡眠時随伴症」の中の代表的なものです。
夢遊病 いつから?
3~12歳くらいで発症しますが、5歳前後に多くみられます。 はじめは夜驚の頻度は多くみられますが、次第に減ってきます。 一方、夢遊病は寝ぼけたまま起き上がって歩き回るのが特徴的です。 押入れ、風呂場に行って排尿したり、服を着替えるなどの奇異な行動がみられることもあります。
やきょう症 何歳まで?
症状について 夜驚症は子どもの2~7%が発症すると言われており、4歳から7歳が好発年齢です。 普通に成長している小児でみられます。 通常、思春期までに症状が消失することが多いですが、一部の子どもでは、大人になるまで症状が続きます。
夢遊病いつ治る?
「夢遊病」の名前だけは、多くの方が知っているのではないでしょうか。 夢遊病は、覚醒の機能が上手く働かない睡眠障害の1種です。 患者さんの多くは3歳~9歳ごろに始まり、通常は睡眠機能の発達にともない落ち着いていきますが、まれに成人でも発症します。
夜驚症 何歳から?
夜驚 症は、3 歳から 6 歳くらいの子どもたちに多く見られ、夢中遊行症は、それよりは少し年長の子どもに 見られます。 いずれも、発達に伴って、自然に良くなっていくものであり、多くの場合、特別な治療は不 要です。