POINT3母乳栄養児と乳幼児期の鉄欠乏 とくに離乳期になっても離乳食が進まず、母乳が栄養の主体になる場合、生後9か月ぐらいになると鉄欠乏から鉄欠乏性貧血に進むことがありますので注意が必要です。
母乳 鉄分 いつまで?
それで、低出生体重児は経過観察をしながら必要があれば鉄分を補うなどの処置を行うことがあるのです。 しかし、満期産で標準体重に達して生まれた赤ちゃんはお母さんから十分な量の鉄をもらっているので、少なくとも生後半年から1年くらいまでは、母乳から摂取する鉄で必要な量が賄えると考えていいでしょう。
母乳 鉄不足 なぜ?
なぜかというと、授乳中はママの体内から鉄が優先して母乳に移行して赤ちゃんに届けられるからです。 ですからママが鉄欠乏性貧血となることもあります。 そのため、厚生労働省が策定した日本人の食事摂取基準では、授乳により失われる鉄の量を補うために、授乳期のママはより多くの鉄を摂取することを推奨しています。
授乳 貧血 いつまで?
授乳は、貧血の進行を加速させます。 きちんと鉄の摂取をしていれば、1ヶ月程度で回復する場合が多いです。
赤ちゃん 鉄分不足 いつまで?
「正期産で生まれた赤ちゃんは、生後早期の月齢では必要量を十分に補えるだけの鉄分を持って生まれるが、この貯蔵鉄は生後約 6 カ月までに使い果たすため、生後 6 カ月以降は鉄を含む補完食が必要となる」と2000年にWHO(世界保健機関)で報告されています。