1 )目の代謝活動でつくられる目やに . 目やには、医学用語では「眼脂(がんし)」といい、皮膚の垢のような、生理的な分泌物です。目のゴミをくるんで外に出す働きがあり .
目やにはどこから出るのか?
目のまぶたにそったところには、油をふくんだねばりけのある液体(えきたい)をだすところがあります。 この液体は、いつも少しずつでていて、まぶたのうらにある結膜(けつまく)というところに広がっていきます。 まぶたのうらにこの液体がぬってあると、まばたきをするときに、まぶたがなめらかに動くことができるのです。
涙はどこで作られてるの?
涙を作っているのは、耳寄りの上まぶたの奥にある「 涙腺 るいせん 」というところです。 涙腺から分泌される涙には 結膜 けつまく (白目の部分)の表面から分泌されるムチンという粘液や、まぶたのマイボーム腺というところから分泌される油性の液体や 副涙腺 ふくるいせん から分泌される液体も含まれています。
目やに いつもでる?
やや黄色っぽい目やにがいつも出てくる場合は、慢性の細菌性結膜炎が疑われます。 この場合は、急性の細菌性結膜炎に用いるのと異なる種類の抗菌点眼薬が効果のある場合があります。 しかし、鼻腔や咽頭に細菌叢(リザーバー)がある場合は点眼薬だけでは改善せず、内服薬が必要になる場合もあります。
目やに 多い 何故?
目の表面に病原菌や異物が付着すると、それらを排除しようとする免疫機能の働きによって、涙や目やにの量が増えることがあります。 目やにが出る病気としては、アレルギー性結膜炎、細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎などあります。 アレルギー性結膜炎では、寝起きに透明のさらさらとした目やにが、粉を吹いたようにまぶたにつきます。