納棺式とは、故人様の身支度を整えて棺へと納める儀式をいいます。 ただ単に故人様を棺に納めるだけではなく、近年では、ご家族様が故人様とふれあうお別れの場としても意味合いも強くなってきています。 棺に納める前に行う、体の洗い清めや死化粧、旅支度等の身支度を湯灌といわれることもあります。
納棺 何をする?
納棺とは、遺体を棺の中に納める作業のことを言い、一般的にお通夜の前に行われます。 納棺の儀式は末期(まつご)の水や湯灌(ゆかん)などの一連の流れがあり、最後に故人に死装束と呼ばれる衣装を着せ、故人の愛用していたものなどを副葬品として共に納めるのが一般的です。
納棺 誰がやる?
故人に触れながら、家族だけでゆっくりと故人を囲みお別れをしましょう。 昔は、親族で納棺を行っていましたが、現代では葬儀全般を葬儀社にお任せすることがほとんどであるため、葬儀社のスタッフや納棺師によって納棺が行われることがほとんどです。
納棺 何時間?
納棺にかかる時間はおおよそ、目安として30分~1時間程です。 納棺は故人と遺族の大切な別れの場面であるので、故人をゆっくり送りたい場合には、より長く時間をかけることもあるでしょう。 長い場合では2時間程かけて行うケースもあります。
納棺 どこで?
1-5納棺を行う場所 故人様が安置されている部屋で行います。 ○斎場で行う場合安置室(または霊安室)と呼ばれる部屋で行います。 ○自宅で行う場合座敷など畳のある部屋、もしくは仏壇のある部屋で納棺を行うのが一般的です。