15歳まで生きた人がそののち平均で何年生きたかを表す「平均余命」を推定した後、その値に15年を加えて平均寿命を計算します。 小林氏によって推定された平均余命は男性16.1歳、女性16.3歳でした。 その結果、縄文人の平均寿命は男性31.1歳、女性31.3歳とされました。 当時は大変厳しい時代だったのです。
縄文時代はなぜ寿命が短いのか?
簡単に言うと、当時の人たちの寿命が短かった最大の要因は医学や科学が発達してなかったためです。 古代ギリシャにヒポクラテスという人がいました。 この人はそれまでの原始的な医学を経験科学として発展させたことで有名な人で“医学の父”として知られています。 言い換えれば、現代医学の基礎を作り上げたといえる人です。
江戸時代 平均寿命 なぜ低い?
今も江戸時代も、長く生きる人は長く生きています。 ではなぜ、江戸時代の平均寿命が32歳〜44歳だと言われていたのでしょうか。 理由は単純で、昔は乳幼児が若くして死んでいたからです。 1998年に発表された人口動態統計100年の年次推移からデータをグラフ化してみました。
江戸時代の平均寿命は何歳?
明治・大正時代の平均寿命は44歳前後ということですが、江戸時代の平均寿命は32~44歳とかなりあいまいです。
平均寿命 60歳 いつ?
退職の時期である60歳または65歳の平均余命をみてみると、男性が60歳の時に23.97歳(65歳時は19.83歳)、女性の60歳の平均余命は29.17歳(65歳時は24.63歳)と、「老後」と呼ばれる期間が男性は約20年間、女性は約25年間と非常に長期間になっています。