私たち人間は普段、主に立ったり座ったりした姿勢で生活しています。 そのため心臓より下にある場所で静脈弁が壊れると、重力の影響によってどんどん血液が下の方に行ってしまう状態、つまり血液が逆流した状態となってしまいます。
静脈 逆流 なぜ?
静脈血は胸郭内や右心房が陰圧になることで心臓に流れ込みます。 しかし、手足が運動をしている時は遠心力が働き、血液が逆流しやすくなります。
静脈 逆流するとどうなる?
静脈にある逆流防止弁が何らかの理由で壊れると、血液が心臓に戻る事が出来なくなってしまい逆流してしまいます。 逆流を繰り返す事で血液が滞留し、行き場を失った血液が長く静脈に溜まり拡張してしまった症状が下肢静脈瘤です。 この逆流防止弁は、一度壊れてしまうと治る事がない上治療や手術で治す・再生する事も出来ません。
静脈 なぜ浮き出る?
静脈の血管は一般的に加齢や生活習慣によりその弾力性が低下していきます。 年をかさねるにつれて「血管」の壁が厚くなり、厚みが増すことで弾力性がなくなるため、太く皮膚表面に浮き出やすくなります。
なぜ静脈に弁がついているのか?
静脈弁は、立っている時に血液が足の方に戻ってしまうのを防いでいます。 この弁が壊れると、血液が逆流してその下にある静脈に血液がたまってしまいます。