日本人がカルシウム不足になりやすい原因として、日本のほとんどが軟水の地域であることがあげられます。 軟水とは、カルシウムとマグネシウムの含有量が少ない水のことで、飲みやすく、石けんの泡立ちが良い等の利点があげられます。
カルシウム不足はどうなる?
カルシウムが不足するとどうなるか カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなります。 幼児では骨の発育障害が起こり、成長が悪くなります。 不足状態が長期間続くと、骨密度の上昇が妨げられて丈夫な骨が形成できなくなり、高齢期、特に閉経後の女性では、骨粗鬆症が起こりやすくなります。
カルシウム不足はどうしたらいい?
牛乳をはじめとする乳製品はカルシウム源としてもっとも効率がよく、豆腐や納豆などの大豆製品、骨ごと食べられる小魚、ひじき・わかめ・のりなどの海草類、小松菜やちんげん菜などの緑黄野菜も優れています。
カルシウム不足 イライラ なぜ?
カルシウムと「イライラ」についての研究報告があるわけではなく、カルシウム不足とイライラは関連しませんが、カルシウムは脳の興奮を抑える働きがあります。 カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあります。 そのため、“カルシウム不足=脳神経の興奮=イライラ”と考えられがちです。
なぜ日本人のカルシウム摂取量は少ないのか?
その中の1つは、伝統的な和食には、カルシウムを豊富に含む牛乳、ヨーグルト、バター、チーズなどの乳製品の利用が少ないことが考えられます。 さらに、日本は火山が多く、火山灰地の土壌が広がっており、欧米に比べて土壌や飲料水に含まれているカルシウムが少ないことも理由の一つかと考えられます。