喀血の原因 喀血の原因疾患としましては、気管支拡張症・非結核性抗酸菌症・肺アスペルギルス症・肺結核後遺症・特発性喀血症・肺癌など様々な病気が原因で起こります。 少量の出血では、抗菌薬投与などの原因疾患の治療に加え、安静臥床、止血剤の投与などを行うことで止血が得られることが多いです。
喀血ってどういう意味?
喀血は気道(気管・肺)から出血した時に見られる出血です。 気道の出血が少量であれば痰に血が混じっている状態、血痰と表現します。 喀血は血液そのものを咳とともに吐く状態です。 吐血との区別は口から血が出たときに伴う症状で区別します。
吐血 どうなる?
吐血は、上部消化管と呼ばれる食道・胃・十二指腸から出血した場合に認められます。 出血してから吐血までの時間が短いと吐物は鮮血色です。 しかし、数十分から数時間が経過すると胃酸によって塩酸ヘマチンへ変化するために、出血した血液は黒色化していきます。
血を吐く どこが悪い?
吐血を引き起こす疾患の多くは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんです。 これらの疾患を早期に発見するためには、消化器の定期健診が重要になります。 また、食道静脈瘤(りゅう)や、非ステロイド性消炎鎮痛薬の服用、アルコールの飲みすぎ、過度のストレスなどによって起こる急性の胃粘膜病変でも吐血をすることがあります。
吐血したら何科に?
吐血は、食道や胃・十二指腸からの出血によって起こることから、これらの部位の病気を示すサインと捉えることができます。 そのため、本当に吐血があったなら夜間休日を問わず、すぐに消化器内科または救急外来を受診することが勧められます。