ジャイアントパンダは、天敵や餌の競争を避けて、中国山岳地帯の奥地を生息の場としました。 そこで冬でも枯れず1年を通し豊富に得ることが出来る食物がタケ・ササだったのです。 ジャイアントパンダは、生存競争を避け、身を守る環境で暮らすために、食べるものは無理をする生活を選んだ動物です。
パンダ 肉食 草食 どっち?
A:ジャイアントパンダがタケ・ササを食べるのはよく知られていることなので、草食動物のようにみられますが、じつは食肉目クマ科に分類される肉食性の強い雑食動物のなかまです。 腸の長さが体長の約4倍と短いのも肉食動物の特徴といえます(ウシ・ヒツジなどの草食動物は20~25倍あります)。
パンダはなぜ肉食じゃないのか?
消化管、肉食動物のより単純な消化管を持っています。 草食動物が食物を貯蔵するために複雑な胃と巨大な盲腸を持たず、腸と胃には吸収されるために植物型の繊維が発酵された細菌または繊毛虫はありません。 必要な栄養素を取るための唯一の方法は、すばやく食べながら排泄していることです。
パンダ 何食う?
パンダの野生下での食べ物の99%は竹であると考えられていますが、実は動物の死肉を食べることも稀にあります。 なお、動物園ではリンゴや柿などの果物や、パンダだんごと呼ばれるトウモロコシや大豆などで作られた団子など、笹以外の様々なものを与えて飼育しています。
パンダ いつも食べてる?
パンダは一日のほとんどを食事をしています。 なんと、一日10時間以上費やし、その間に20キロもの笹や竹を食べているそうです。 好きでもないものをなぜ大量に食べているのかというと、先ほども解説したようにパンダの体に合っていないからなのです。