胃ろう (胃瘻)は、胃に小さな穴をあけお腹にカテーテル(管)を取り付けることで、口を介さず直接栄養を摂取する栄養補給方法です。 口から食事をとるのが難しい人や、むせこんでしまい肺炎などの症状を起こしやすい人などに対して行う栄養補給方法の一つです。 そしてこの胃ろうを造る手術のことを PEG 言います。
胃ろう 手術 なぜ?
(1)胃ろうのメリット 胃ろうは、チューブが鼻や喉を通らないため不快感や違和感、身体への負担が少ないのがメリットです。 胃ろう以外の栄養補給法のひとつとして、 鼻から胃までチューブを入れて栄養を送る経鼻胃管栄養があります。
胃ろう するかどうか?
胃ろうはすべきかどうか? 胃ろうは口から食事ができるかできないかで判断をします。 目的は、口から食事が困難になった場合、むせ込みやすい人に対して、身体的な負担なく栄養摂取をできるようにサポートをすることです。 口から食事ができるようになれば、途中で胃ろうを終えることも可能です。
胃ろう 白湯 なぜ?
白湯から先に入れることで、腸内の動きを良くし栄養剤の消化を促すとともに、胃内容量の増加による逆流を防ぎます。 経管栄養適応の方は、腸の動きが悪い方が多く、胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)の低下や栄養剤の胃の中での停滞ガスの滞留による栄養剤の嘔吐や下痢を起こしやすい状態です。
胃ろう 誰がする?
胃ろうからの経管栄養は医療処置なので、医師や看護師、一定の研修を受けた介護職、そしてご家族しか実施できません。 毎日3食をすべて専門職に頼ることは現実的に難しく、ご家族が実施することがほとんどです。 「難しそう」「家族だけでは管理しきれない」という不安の声もよく聞かれます。