主な症状は出血と脱出です。 静脈のうっ血した内痔核から血が滲み出たり、時には噴き出したりすることもあります。 出血が慢性的に続くと貧血に至ることもあり、注意が必要です。 痛みを伴うこともありますが、通常の内痔核では鈍痛程度です。
内痔核 どうなる?
口側にできるいぼ痔は「内痔核」と呼びます。 粘膜に痔核が生じますが、粘膜には痛みを感じる知覚神経がないため、痛みを生じないことが特徴です。 ただし内痔核は出血量が比較的多くなります。 排便時に出血を生じ、軽くトイレットペーパーに付着する程度から便器が真っ赤になってしまうくらいまで出血することもあります。
内痔核 どこ?
いぼ痔(痔核)は、その名のとおり、肛門にいぼ状のはれができる状態です。 歯状線をはさんで肛門の内側にできるものを内痔核(ないじかく)、外側にできるものを外痔核(がいじかく)と呼びます。
どこからが痔?
痔は、主なものとして3種類あります。 肛門に強い負担がかかることによって、肛門を閉じるクッションの役割をしている部分が腫(は)れたり、その部分を支える組織が弱くなり肛門の外に出てきます。 発生する部位により内痔核と外痔核があります。 硬い便の排泄や下痢によって肛門の皮膚が切れ、痛みや出血を起こします。
内痔核 どんなもの?
① 内痔核(いぼ痔) 内痔核とは直腸、肛門部に「うっ血による腫瘤(しこり)」をつくったものです。 排便時の痛みや出血 、進行すると脱出(脱肛)します。 うっ血の原因は下痢や便秘、妊娠出産、長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしなどです。 内痔核は4段階に分類されます。