食道に胃や十二指腸の内容が逆流して、食道に炎症を起こすのが逆流性食道炎です。 ひどくなると出血を起こしたり、狭窄(食道が狭くなる)をおこしたりします。 胃の手術をしていない、つまり胃が普通にある場合は、胃酸が逆流して炎症を起こす場合がほとんでです。 胃酸という強い酸によって、食道の粘膜が傷んでしまうわけです。
逆流性食道炎酷くなるとどうなる?
また重症の逆流性食道炎は、食道がんが発生しやすいことも知られています。 特に下記に示すような生活習慣を持った方は、食道がんを発症しやすく、特に注意が必要です。 近年では定期的な検診での胃内視鏡検査の普及や、検査機器の進歩によって、食道がんの早期発見例が増え、多くの患者さんで侵襲の少ない内視鏡治療を選択しています。
逆流性食道炎はどうしたら治る?
逆流性食道炎の対処法 逆流性食道炎になってしまった場合の対処法は、予防法と同じく胃酸の分泌が増える食習慣や逆流が起きやすくなる生活習慣を避けることです。 それによって自覚症状がなくなることもあります。 食習慣や生活習慣の改善でも自覚症状が改善しない場合は医師に相談しましょう。
逆流性食道炎はどうしてなるのか?
逆流性食道炎の原因・仕組み 胃酸は強い酸性なので、胃は自身が胃酸で消化されないように内側を粘膜で守っています。 一方、食道の内側の粘膜は胃よりも胃酸からの防御機能が弱く、そのため、胃酸が食道に逆流すると食道の内側が胃酸に触れてただれ、食道炎が起こるのです。
逆流性食道炎 何日くらいで治る?
胃食道逆流症の予後 治療を開始すると、通常は数日で効き始めて、1~2週間で改善することが多いです。 一時的に症状が改善しても再発することが多いので、長期間薬を飲み続けることが必要になることもあります。 食道粘膜の炎症が完全に良くなるには約8週間はかかるといわれています。