どこから感染する? ノロウイルスは人の腸の中で増殖します。 増殖したウイルスは、便や吐物といっしょに体の中から出てきます。 下水道などを通り海に流れ込んだウイルスは、カキなどの2枚貝の中に蓄積されます。
ノロウイルスはどこから来るのか?
ノロウイルスは、汚染された食品や 便・吐しゃ物に接触した手を介して感染する「接触感染」、吐しゃ物などからの飛沫を吸入して感染する「飛沫感染」、吐しゃ物や下痢便の処理が適切に行なわれなかったために残存したウイルスを含む小粒子が空気中に舞い上がり吸入して感染する「空気感染」により、人から人へ感染していきます。
ノロウイルスはどこで増殖?
ノロウイルスが増殖できるのはヒトの小腸上皮細胞内だけです。 ここで増えたウイルスは糞便とともに排泄され、下水処理場へ運ばれ浄化、塩素処理されて河川に放流されます。 しかし、このウイルスは水の消毒に使う通常の塩素濃度では死滅しないので、感染力を保ったまま海水中を漂っています。
ノロウイルス 牡蠣 どこ?
感染者から排出されたノロウイルスは下水処理場をへて河川・海へ流れ込みます。 海水のプランクトンを餌としているカキは、1時間に18ℓの海水を取り込むため、カキの肝臓にウイルスが付着(汚染)します。 それを人間が食べて感染します。
ノロウイルス どんな食品?
原因食品は、水やノロウイルスに汚染された食品、特にカキを含む二枚貝が多く報告されています。 ノロウイルスは貝の体内では増殖できません。 二枚貝の生息域がノロウイルスに汚染されると、ノロウイルスを体内に蓄積してしまうと考えられています。 また、感染者の便や吐しゃ物に接触したりすることにより二次感染を起こすことがあります。