嚥下は、口腔、咽頭、食道を食物が通過する、過 程で舌や軟口蓋などの様々な筋肉が連動して動くこ とによって行われています。 ①脳梗塞の後遺症である嚥下障害がおこる原因 は、これらの筋肉をコントロールする神経が傷害を 受け、食物を喉から食道へスムーズに送ることがで きなくなり、嚥下障害が生じます。
嚥下困難 なぜ?
舌での押しつぶし、咀嚼力の低下や食物を飲み込みやすい形にまとめる機能の低下(食塊形成不全)、歯が弱る、残存歯数、義歯の不具合などにより起こります。 合併疾患、特に多く薬剤を服用していると副作用で嚥下が障害されることがあります。
認知症 嚥下障害 なぜ?
アルツハイマー型認知症の場合、食べ物を認識する動作に支障が出やすいです。 アルツハイマー型認知症は認知機能の低下によって引き起こされるため、身体機能は維持されます。 そのため、食事を認識できなくてもむせずに飲み込む事は出来ます。 食べ物を認識できず、口の中に溜め込んでしまうといった症状が多いです。
嚥下機能の低下 なぜ?
摂食嚥下障害は多くの疾患によって生じます。 たとえば摂食嚥下障害をきたす原因疾患として、脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、パーキンソン病や重症筋無力症などの神経・筋疾患、その他に炎症、腫瘍、中毒、外傷などがあり、食べ物が飲み込めなくなったり、誤嚥を生じたりするようになります。
加齢 嚥下障害 なぜ?
加齢に伴って食べ物を飲み込む筋肉が衰退することで嚥下機能が低下するので、多くの高齢者が嚥下障害になってしまっています。 嚥下機能が低下すると食事が満足ができず、 栄養不足になって体重が減少したり、場合によっては肺炎にかかったり窒息する危険性 があります。