~嚥下(飲み込み)は、口腔内が密封された瞬間の反射運動~ 咀嚼は、口の中で食べ物を飲み込みやすいように唾液と混ぜながら食べ物の塊(食塊:しょっかい)を作る工程です。 食塊が形成されると飲み込みの反射(嚥下反射:えんげはんしゃ)が起こり、食塊が咽を通過します。 これが飲み込む、すなわち嚥下(えんげ)です。
嚥下反射低下 なぜ?
唾液流量が減少することにより食塊形成に影響を及ぼすことがあり、嚥下機能低下の原因になります。 口腔乾燥症の原因として、①加齢(老化)、②自己免疫疾患、③ストレス、④糖尿病、⑤薬の副作用などがあげられます。
嚥下反射 どこから?
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「嚥下」の解説 第1相は随意期ともいわれ,舌の挙上と頬の筋肉の収縮などによって口腔内圧を高め,食物塊は随意的にあるいは反射的に口腔から咽頭に送られる。 ここまで進むと,嚥下を停止することはできない。
嚥下反射 何秒?
咽頭期は嚥下反射そのものであり、食べ物を咽頭から食道へ運ぶ段階です。 咽頭通過は約0.5秒以内と一瞬ですが、摂食嚥下のメカニズムの中でも「誤嚥」が起きる段階であり、まさに嚥下のポイントといえます。
嚥下反射 何期?
4. 咽頭期(いんとうき) 嚥下反射によって、食塊を咽頭から食道入り口へ送り込む時期となります。 軟口蓋が挙上して鼻腔との交通を遮断、舌骨、口頭が前上方に挙上して食道入り口部が開大するのと同時に喉頭蓋谷が下降します。