健康な成人の1日当たりの排尿量は700ミリリットルから3リットル程度です。 排尿が増加する症状としては以下のものがあります。 尿量が増加する(多尿) 尿量は正常ながら、排尿の回数が増加(頻尿) 両方 頻尿には強い尿意(尿意切迫感)を伴う場合があります。
尿が近いはどれくらいから?
一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。 しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。
残尿 どれくらい?
長期に安定した状態を維持するためには、あくまでも個人的な印象ではありますが残尿量が膀胱容量の半分以下程度であるとよい様に感じています。 日本の多くの泌尿器科医は、残尿100ml以上は異常で間欠導尿が必要と判断することが多い様ですが、海外では300ml程度が一つの目安とされていることが多い様に感じます。
尿 どのくらい我慢できる?
普通の状態であれば、人間は最初に「トイレに行きたい」と感じてから1時間程度は我慢することができます。 しかし、尿意切迫感の症状が出ている方の場合は、強い尿意が突然訪れるとともに、一度その尿意を感じると我慢することが難しいのが特徴です。
少量の尿 何回も出る?
「頻尿&少量」は、膀胱のトラブルを疑え 一方で、頻繁にトイレに行きたくなり、しかも少ししか出ない人もいます。 この「頻尿だけど、あまり尿が出ない」は膀胱のトラブルのサインです。 原因として多いのは膀胱炎です。 尿路からあがってきた細菌に膀胱が感染して起こる膀胱炎には、頻尿のほか、排尿時痛や血尿などの症状があります。