排卵した後の卵胞や排卵しなかった卵胞は卵巣内で自然としぼんでいきます。 排卵した卵胞は黄体ホルモン(プロゲステロン)に変化し、そのホルモンにより基礎体温が上昇し高温期が続きます。 排卵した卵子が精子と受精し、子宮内膜に着床した場合は妊娠が成立。
排卵しているかどうか?
基礎体温 毎朝、起きた直後に婦人体温計を舌の下にはさんで舌下体温を計り、基礎体温表に記入します。 低温相と高温相の2相に分かれていれば排卵があると判断します。 ただ基礎体温が2相性に見えていても排卵していないこともありますし、1相性に見えても排卵していることもあります。
排卵してないとどうなる?
月経時に出血はみられるものの排卵が伴っていない状態を無排卵症と言います。 多くの場合、無排卵を自覚することはありません。 よくみられる症状は、月経異常(頻発月経、希発月経、過多月経、過長月経、過少月経、過短月経)、不正出血、不妊などです。
排卵しなかった なぜ?
無排卵月経は、過度なストレスやダイエット、不規則な生活、喫煙、激しいスポーツなどが主な原因です。 その他に多嚢胞性卵巣症候群(※)という卵巣の病気や、抗うつ剤などの薬剤の服用などが原因で無排卵になる場合もあります。
着床しなかった受精卵はどうなるのか?
受精しなかった、あるいは受精卵が着床しなかった場合、厚くなった分の子宮内膜がはがれて、出血とともに子宮外に排出されます。 これが月経です。 つまり、着床しなかったので、もうこれ以上、子宮内膜を育てる必要がなくなったわけです。 そして、また次の周期が始まります。
排卵 空砲かどうか?
空胞とは卵子が卵胞に入っていない状態だけを表すのではなく、卵子が卵胞の壁に貼りついている状態です。 この空胞の状態を確認する方法は、体外受精などで採卵する時です。 基礎体温のグラフなどでは、排卵があるかどうかは確認することができますが、卵胞の中の卵子の状態まではわかりません。
排卵していない どうやってわかる?
無排卵月経かどうかを知りたいという方は、まず月経初日から3日以内の早い段階で産婦人科を受診し、超音波検査にて卵胞の成熟や排卵の有無などをチェックすること、また卵胞を成熟させるためのホルモンが分泌されているかもチェックすることができます。
卵子は何個あるの?
女性が一生で排卵する卵子の数は400個~500個と推定され、出生時100~200万個の卵子の元である卵母細胞を持っています。 毎月1回の排卵には約1000個消費され、卵子の中で一番タイミングのいい卵子1個が排卵されます。