いったん化膿すると、傷の治りが遅くなるばかりか、周辺の部位に感染が広がったり、体の抵抗力が低下している場合は敗血症など全身の疾患につながるおそれもあります。
膿を放置したらどうなる?
また、炎症を放置して置くと、膿瘍となり、破裂します。 炎症は人が起こしているものですが、皮膚の組織を破壊し、壊死させてしまいます。 そのため、炎症が長引くと、自壊した後の組織は色素沈着を残し、瘢痕となります。 炎症を長引かせずに早期に治療を行い、炎症を早期に抑える事が術後の創部のためには重要となります。
化膿したら何科?
病院は何科を受診する? 傷口がジュクジュクして治らない場合には、皮膚科または形成外科を受診しましょう。 一般的に、皮膚科では塗り薬などで治療することが多いです。 一方で、形成外科では手術を中心に治療します。
化膿したらどうする?
化膿している場合、消毒後に抗生物質配合の皮膚用薬を使いましょう。1傷口についた砂や泥などを流水(水道水)で十分に洗い流します。2その際、傷口だけでなく傷のまわりも洗い流すようにします。3その後清潔なガーゼなどで水気を拭き取ります。傷・化膿した傷の対策|くすりと健康の情報局
膿が出るのはなぜ?
膿は、炎症が起こることで生じます。 主に細菌への感染が原因となりますが、ウイルスや花粉などの異物が原因となる場合もあります。 初めに感染が起こった部位のみで膿が生じることもあれば、感染が周りに広がって、元の感染部位とは離れた場所に膿がたまることもあります。