疲労骨折は、1回の大きな力で骨が折れる通常の骨折とは異なり、同じ部位に小さな力が少しずつ加わることで発生する骨折です。慢性的なスポーツ障害のひとつで、ランニング .
疲労骨折 どのくらい?
部位や程度によりますが、一般的に4〜12週間の治療が必要になります。 重症度によってはそれ以上の期間になることもあります。
疲労骨折 いつから?
疲労骨折はあらゆる年齢で発症しますが、骨や筋力の発育的な問題から、成長期(15,6歳前後)に多くみられると言われています。 また、疲労骨折は女性運動選手の3主徴(骨粗鬆症、無月経、摂食障害の徴候)で生じやすいとも言われています。
疲労骨折 何ヶ月?
完治するまでの期間 負傷箇所、程度によって様々です。 安静の後、2~3か月で完治するものから、手術・リハビリなどを経て6か月以上かかる場合もあります。
疲労骨折 どうやってわかる?
診察を行い、疲労骨折の可能性が高ければエックス線検査やMRI検査を行う。 ただし、エックス線では初期の疲労骨折は判別がつかないケースもあり、間隔をあけて複数回検査する必要がある。 このため、早期に判断する手段としてはMRI検査のほうが有効となる。 また、早期発見の検査としては、骨シンチグラフィーを行うことも考えられる。
疲労骨折とはどんな症状?
症状 中足骨の疲労骨折では、ほとんどの場合、時間の運動や激しい運動を行った後に足の前部に痛みが生じ、運動をやめるとすぐに治まります。 その後、運動時に痛みの現れるタイミングが次第に早くなり、運動できなくなるほど強く痛むようになって、やがて体重がかかっていなくても痛みが続くようになります。
疲労骨折かどうか?
明らかな外傷が無く、慢性的な痛みがあるときは疲労骨折を疑います。 X線(レントゲン)検査を行うことで確定します。 骨折の有無を確認しますが、わからない場合も少なくありません。 そのような場合は3~4週間後に再度X線写真をとるか、MRI検査や骨シンチグラフィーなどの検査をすることもあります。
疲労骨折 運動 いつから?
疲労骨折と診断されれば、直ちにスポーツ活動の禁止(6~8週間)が必要です。 ランニングは厳禁です。
疲労骨折 何週間で治る?
骨は自己修復する性質を持つため、一般的に軽症であれば、運動を休んで安静にすることでほとんどの症状が治癒します。 運動を休止する期間は骨が再び接合するまでで、おおよそ4~6週間を要することが多いですが、当院では超音波骨折治療器LIPUSを用い骨癒合を早める治療を行っています。