運動療法 尿失禁や頻尿の多くは、膀胱の機能障害に伴う異常な収縮や、女性では尿道をコントロールしている骨盤の筋肉の弛緩によって発生します。 これらに対する治療として、膀胱に溜める尿の量を徐々に増やしていく膀胱訓練や、骨盤の筋肉を鍛える骨盤底筋体操を日常生活に採り入れることが比較的有効とされています。
頻尿 何科に行けばいい?
頻尿や尿もれ、残尿感がある、子どものおねしょなどおしっこのトラブルの治療を行うのが泌尿器科です。
急に何回もトイレに行きたくなる?
膀胱が過敏になると、膀胱に尿が十分にたまる前に、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮します。 これにより急に尿意が出てきて我慢ができず(尿意切迫感)、トイレに何回も行くようになります。 一回の排尿量が減少するため頻尿になります。 このような状態は過活動膀胱と呼ばれます。
過活動膀胱 どれくらいで治る?
治療には膀胱鏡を使用し、異常な収縮が生じている膀胱の筋肉に20ヵ所(過活動膀胱)~30ヵ所(神経因性膀胱)、直接薬を注入します。 効果は通常治療後2~3日で現れ、過活動膀胱では4~8ヵ月、神経因性膀胱では8~11ヵ月に渡って持続します(効果の程度や持続期間には個人差があります)。
多尿 何回?
一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。 しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。