たとえば、飲み忘れがないように薬のケースに仕分けするときや、外出時に持ち出すときです。 PTPを1錠ごと切り取ると、飲み込みやすいサイズになってしまいますし、角が尖って誤飲時に消化管を傷つけるリスクが高まって非常に危険です。 そのため、誤飲の可能性のある人の薬は、不便であってもできる限り切り離さないようにしてください。 19 нояб. 2019 г.
PTPシート 誤飲 なぜ?
特に目立つのが高齢者の事故です。 PTPを誤飲すると、何が問題なのでしょうか? まず、一錠ずつ切り離されたPTPは、角が鋭利です。 そのまま飲み込むと喉や食道などが傷ついて出血したり、胃や十二指腸に孔(あな)が空いたりしてしまい、手術が必要になるケースもあります。
錠剤 ふくろ なぜ?
このビニールは、薬が運ばれてくる途中で薬が壊れないようにするために入っているものです。 なので、フタを開けたら取り出して再びフタを締めれば大丈夫です。
薬 個包装 なぜ?
PTP包装シートの意味薬が大気に触れるのを防ぐことで吸湿、紫外線などによる変質を防ぎ、清潔な状態を保つことができる。 また、破損を防ぐ効果もある。 PTP包装シートの危険性高齢者や乳幼児を中心に、薬をPTP包装シートごと誤飲してしまう重大な事故がまれに発生している。
ミヤBM錠 12錠 なぜ?
ミヤBM錠を12錠PTPにしたことについては、「1日量が3~6錠なので、その倍数となる12錠にした」という製薬会社の意図があったようです。
PTP包装シートの誤飲事故って!?
近年、PTP包装ごと薬を飲み込んでしまうというPTP包装シートの誤飲事故が報告されています。 国民生活センターの危害情報システムには、薬の包装に関する危害が年間で10件程度寄せられています。 相談者としては7割が女性で、年代は 60~80歳代で8割以上 を占めており、高齢者に多い事故であることが分かります。 このようなPTP包装の誤飲事故が起こり始めた1996年以降に作られたPTP包装シートは、誤飲事故を避けるために1錠ずつ切り離せないように1方向のみミシン目を付けています。
高齢者のPTP誤飲を予防するにはどうすればよいですか?
高齢者のPTP誤飲を予防するためには、本人が注意するだけではなく、家族や介護者などの周囲の人が見守る必要があります。 PTPの予防のために気をつけるとよいことを2つ紹介します。
PTPって何?
PTPとは"press through pack"の略で、錠剤をプラスチックとアルミではさんだシート状の包装のことです(上の写真参照)。 プラスチックの部分を強く押すと裏側のアルミが破れ、薬が1錠ずつ取り出せる仕組みになっています。 実はこのPTP、昔から非常にトラブルが多いことで知られているのです 。 1996年以前のPTPは、以下のイラストのように縦と横にミシン目が入っていて、1錠ずつ簡単に切り離せる構造になっていました。 ところが、現在のPTPはミシン目の入り方が変わっています。 お持ちのPTPを見てみてください。 ミシン目は、縦か横の一方向にしか入っていないはずです 。 なぜ、このような変更がなされたのでしょうか?