喘息(ぜんそく)は気管支が敏感になり狭くなる発作 「ゼーゼー、ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)や、激しい咳が出る、呼吸が苦しくなるといった症状が、喘息(ぜんそく)の発作です。 咳やたん、発熱などが主な症状としてみられる。 呼吸をするときに「ぜーぜー」と音がする喘鳴(ぜんめい)や、息切れを起こすこともある。 一般に感染症による気管支炎は、鼻水、喉の痛み、疲労、悪寒といった風邪のような症状から始まり、咳が出始める。
気管支喘息は診断が難しい病気なのですか?
気管支喘息は非常に診断が難しい病気です。 の 6 つを参考に診断するようにとされています。 つまり、「これとこれが当てはまれば絶対に気管支喘息」という診断基準がないのです。 気管支喘息に特徴なのが、胸の音がヒューヒューする喘鳴 ( ぜんめい) です。 しかし喘鳴は、気管支が狭くなった時に聞こえる音です。 そのため喘鳴が聞こえても、「気管支喘息の可能性がある」だけで「気管支喘息と診断できる」わけではありません。 気管支が狭くなる病気はたくさんあります。 気管支喘息以外にも、 などを中心に鑑別する必要があります。 実際に呼吸器内科医として診察した患者さんのうち、 2 ~ 3 割の患者さんは気管支喘息ではなかったという感覚です。 特に心不全と肺気腫は、絶対に除外しなければいけない病気です。
喘息とはどんな病気ですか?
「喘息とは」喘息 (ぜんそく)ってどんな病気? 喘息の人の気道は、症状がないときでも常に炎症をおこしており、健康な人に比べて気道が狭くなって空気が通りにくくなっています。 炎症がおこっている気道はとても敏感になっていて、正常な気道ならなんともないホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作がおきてしまいます。 喘息の治療 は、発作をおこさないための気道炎症の治療が中心となります。 日本では、喘息の患者さんは増えており、1960年代では子どもも大人も1%前後でしたが、最近の調査では子どもで約6%と6倍、大人で約3%と3倍になっており、全体では400万人を超えています。
気管支喘息の治療はいつ終わりますか?
気管支喘息の治療は、 1 日や 2 日お薬を吸えば終わりというものではなく、長期間にわたります。 医師から処方されたお薬を漫然と使っているだけでは、なかなか長続きしないことが多いです。 ぜひ、治療に対するご自身の考えがあれば、医師に伝えてください。
気管支喘息はコントロールが悪くなりますか?
気管支喘息はコントロールが悪く、気管支内の炎症が持続してしまうと気管支自体が分厚くなり、元に戻らなくなります。 このような状態を、リモデリングと呼びます。 リモデリングを起こしてしまった気管支喘息は、非常に難治性になります。 ですから気管支喘息は、治療に反応しなくなる前にしっかりと治療を続けることが大切です。 病状をコントロールし続けることが大切な病気なのです。 今まで喘息なんてなかったのに、いきなり診断されて戸惑っている。 聴診で胸がヒューヒューしているから喘息と診断された。 喘息の吸入薬はいつまで吸ってないといけないの? 気管支喘息と診断された方の中には、このような思いの方も少なくないかと思います。 気管支喘息は非常に診断が難しい病気です。