喘息の⽅の気道は炎症により敏感になっているため、わずかな刺激でも発作がおこります。 刺激となるもの(誘因)は、ダニやホコリなど吸い込むとアレルギー反応をおこす「アレルゲン」と、タバコの煙などのアレルゲン以外のものがあり、さまざまです。 実際にはどれかひとつではなく、いくつかの誘因が絡み合って発作がおこります。
喘息 明け方 なぜ?
副交感神経は気道を狭くし、交感神経は広げる方向に働くので、副交感神経が活発になる夜間や早朝に気道が狭くなり、息切れなどの症状が出やすくなります。 また、体内で分泌されるステロイドホルモンが、夜間や早朝に減少することも関与しています。
息 ヒューヒュー なぜ?
喘鳴(ぜいめい)は、狭くなった気管や気管支を無理に通る空気でのどが笛のように鳴っている状態で、「ゼーゼー・ヒューヒュー」という異常な呼吸音が連続的に発生します。 気管支喘息の発作や異物誤飲などによって起こります。 気管支喘息で喘鳴が起こると、痰の分泌が盛んになって気道を塞ぎ、呼吸困難になります。
気管支喘息 炎症 なぜ?
気管支喘息では、気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。 この炎症のために簡単な刺激が入っただけでも気管支の壁が腫れたり、粘液(痰)が分泌されたり、気管支の周りの筋肉が縮もうとしたりして気管支が狭くなってしまい発作が起こります。 そのため、炎症を治さない限りいつまでも発作が出現します。
喘息 苦しい なぜ?
喘息発作はどうして苦しいの 気管支が狭くなりますから、肺の中に入ってくる酸素量も少なくなり、当然苦しくなります。 また、狭くなった気管支を空気が通るたびに、ゼーゼー、ヒューヒューという音が聞こえます。 これは、狭い気管支に空気を通すため、通常は使わない筋肉を総動員して呼吸をしているためで、大変苦しい状態です。