小児欠神てんかんは年齢依存性てんかんと呼ばれる自然に終息するタイプのてんかんのひとつであり、治療後数年間発作を抑制して正常脳波が維持できていれば薬を減らしていきます。 通常12歳頃までには発作を起こさなくなると言われていますが、小児欠神てんかん発症からしばらくして思春期に強直間代発作を起こすことがあり、注意が必要です。
欠神発作 何科?
A 注意欠如・多動症(ADHD)と診断されていたのに、実は欠神発作という子は結構います。 物事に集中できないというADHDの症状が、欠神発作で意識を失っているために起こっているということがあるのです。 Q どうやって診断し、治療しますか。 A 脳波をとれば、特徴的な波形で診断できます。
てんかん 発作 いつまで?
大体の目安では、発作が2~3年間は起こってないことを確認する必要あります。 この期間はばらつきがあり、2~5年程度といったところです。 脳波検査でてんかん性異常波が認められなくなってからの年数も考慮するからです。 そのほか、てんかんの種類によって中止ができるかどうかも異なります。
てんかん 薬 何年?
治りやすいてんかんのタイプであれば20歳になるまでに薬を中止できます。 基本的に、発作が治まって2年経過すれば薬の減量を検討します。 減量中は定期的に脳波検査を行い、発作がなく、脳波にも異常がなければ半年程度かけて薬をやめます。
てんかん発作 何度も起きる?
てんかん発作は1日に何度も繰り返す「てんかん発作群発」を特徴とし、これが月から数か月単位で何度も繰り返します。 知能の発達が遅れたり、落ち着きがないなど行動の問題がおこることも多いです。