親権とは、法的には、未成年の子どもに対する親の権利義務の総称のことをいいます。 そして、親権の内容としては、身上監護権と財産管理権があります。
親権 どう決める?
親権者を決める基準は,子の福祉のために,父母のどちらを親権者とするのが望ましいか,ということです。 具体的には,①父母側の事情(将来の養育環境,これまでの養育状況など),②子ども側の事情(年齢,子ども自身の意思)を斟酌して決定されます。
親権 何のため?
「親権」とは,子どもの利益のために,監護・教育を行ったり,子の財産を管理したりする権限であり義務であるといわれています。 親権は子どもの利益のために行使することとされています。 父母の婚姻中は父母の双方が親権者とされており,父母が共同して親権を行使することとされています。
親権があるとどうなる?
元夫・元妻から子供を守ることができる 虐待や育児放棄、夫婦間でのDVなど、いろいろな状況が挙げられます。 このような点が問題で離婚となる場合、自身が親権を持つことで元夫や元妻から子供を守ることができます。 子供に危害が加わるのを避けるためには、親権を持つことが重要です。
子供 親権 どちら?
親権は,子の父母が婚姻中の場合には,父母が共同して行使することとされています。 父母が離婚する場合には,双方が共同して親権を行使することはできないため,父母のいずれかを親権者として定めます。 協議離婚するときには,協議で親権者を定めます。 裁判上の離婚をする場合には,裁判所が父母のいずれかを親権者として定めます。