「寝たきり」とは、特に定義はありませんが自立した日常生活を送ることが困難になり、ベッドで上の寝起きが生活の中心になった状態、病気や怪我などが原因で寝ている状態が6ヶ月以上経過した状態を指す場合などがあります。
寝たきりで何年生きられるのか?
日本は寝たきり期間ワースト1 日本は平均寿命も長いが、同時に健康寿命との差も長い。 男性は9年、女性は12年。 アメリカ、イギリス、ドイツなどの欧米諸国が軒並み6、7年であるのと比べると、日本が圧倒的に長いのだ。
寝たきりになるのはなぜ?
寝たきりになる主な原因は、脳卒中や認知症、骨折・転倒と言われています。 寝ている状態が長く続いたり、後遺症が残って思うように動けなくなると、筋力や骨量が低下して長期の寝たきりになるリスクが高まります。 動けない状態が習慣化されると、本人が体を動かすことを嫌がってしまう場合があります。
1週間寝たきり どうなる?
人間は1週間寝たきり状態になると15%の筋力が低下し、3~5週間で50%もの筋力が落ちるといわれています。 これは高齢者だけでなく若者にも現れる症状ですが、実際には「廃用症候群」の症状を訴えるのは高齢者がほとんどです。
ずっと寝たきり どうなる?
寝たきり状態が長引くと心臓の機能も衰えて、心拍出量の低下とともに立ちくらみ(起立性低血圧)などもみられやすくなります。 また、特に下肢を動かさない状態が長引くことで、血栓ができてしまうことがあります(深部静脈血栓症)。 さらに、呼吸に関連する筋肉の衰えによって肺活量が低下し、換気量も減少していきます。