愛犬と日々接している中で、視力が弱いのではと感じる瞬間があるのではないでしょうか。 実は、犬は焦点を合わせる能力が低く、人間の視力でいう0.2~0.3程度の視力しかないといわれています。 そのため、少し離れただけでものがはっきり見えなくなります。
犬の視覚は人間の何倍?
犬の目玉は、人間の2倍の厚さの水晶体を持っているため、遠くのものを見るのは得意ですが、近くの物に焦点を合わせることができません。 そのため、目の前にあるおもちゃを探している行動をよく見ます。 また、視野が広いという特徴もあります。
犬どう見えているか?
右目と左目の視野を合計した犬の全体視野は、250度程度です。 人間の全体視野は180度程度ですから、犬は広い範囲を1度に見ることができます。 しかし、両目で同時に見て物体を立体的に認識する両眼視野は人間が120度ですが、犬は80度しかありません。
犬の目はいつから見える?
「生後10~15日ごろ」 生まれたての犬は目が閉じた状態で、生後10~15日ごろに目が開きます。 初めは、ぼんやりとまわりが見える程度で、徐々に視界がはっきりとするようになります。
犬は何色まで見える?
色を認識する錐体細胞(CONES)によって、人間は青、緑、赤の光の波長を検出することができます。 一方で犬は「青」と「黄色」の2色しか検出できません。 このため、人間と見え方は違いますが、犬もさまざまな色を区別できるのです(SciShow)。