犬のタマネギ中毒の症状 タマネギ中毒では、赤血球内のヘモグロビンが酸素と繋がれなくなり、さらに赤血球が壊れやすくなることで、溶血性貧血(赤血球が壊れることによる貧血)が引き起こされます。
犬 たまねぎ食べたらどうなる?
玉ねぎには「有機チオ硫酸化合物」という成分が含まれています。 この有機チオ硫酸化合物は、人に対しては抗ガン作用や血栓予防効果など、さまざまな良い効果をもたらすのですが、犬においては赤血球や赤血球中のヘモグロビンを酸化するため、赤血球が破壊(溶血)されてしまいます。
玉ねぎ中毒 なぜ?
タマネギ中毒は、ネギ科の植物(タマネギ、長ネギ、ニンニク、ニラなど)に含まれる有機チオ硫酸化合物によって赤血球が破壊され、多量に摂取すると貧血が起こる中毒です。 有機チオ硫酸化合物は、赤血球や赤血球の中に含まれるヘモグロビン(酸素を運ぶ赤い色素)を酸化させる作用を持っています。
犬 中毒症状 何時間後?
摂取から1時間前後で症状が認められ、また水溶性であることから自宅での飲水(牛乳などを含む)により症状が悪化する場合もあるため、摂取してしまった場合には催吐処置や点滴、毒素吸着剤投与などの治療が必要になりますので、まずはご連絡ください。
犬 ネギ 症状いつ?
また、犬がネギ類を大量に食べた場合、1~2日のうちに症状が出る場合もありますが、食べた量にかかわらず、数日経ってから症状が現れる場合もあるので注意が必要です。