ところが、イヌが鼻の中でにおいを感じる場所は、人間の40倍~50倍もの広さがあります。 しかも、鼻に集中しているにおいを感じる神経(しんけい)も、人間よりかなり多くあります。 それで、イヌは非常に敏感(びんかん)ににおいを感じることができるというわけです。
犬の鼻はなぜいいのか?
犬はにおいを受け取る場所(嗅上皮)の面積が広く、細胞の数も多いため、人より敏感ににおいを嗅ぎ取ることができるのです。 具体的な上皮の面積は、人間は3〜4㎠であるのに対し、犬は18〜150㎠にもなります。 ●得意なにおい犬がより敏感に嗅ぎ分けられる、得意とするにおいがあります。 それは酢酸と吉草酸(きっそうさん)です。
犬はなぜ嗅覚がいいのか?
理由1:犬はニオイを感じる細胞がケタ違いに多い 犬は、ニオイを感じる嗅細胞(きゅうさいぼう)が存在する鼻腔(びこう)内の面積が、人と比べて圧倒的に広いといわれています。 面積が広いとそのぶん嗅細胞の数は多くなるため、犬はニオイを敏感に感じ取れるのです。
犬の嗅覚 どれくらい?
犬の嗅覚は人間の10万倍以上鋭いと言う専門家もいれば、数百万倍と言う専門家もいます。 これは、人間が感じる匂いを100万〜1億倍で感じているというわけではなく、人間が嗅ぎ取れる匂い分子が100万分の1の大きさになったとしても嗅ぎ取れることを表しています。
なぜ犬は臭いを嗅ぐのか?
匂いを嗅ぐことで過去に会ったことがあるのか、自分と張り合うことが出来る犬なのかを判断しています。 さらに相手は怖がっていないか、自分と相性は良いのかなども見極めているのです。 匂いを嗅いで良い匂いなら仲良くなれますし、嫌な匂いだと思ったら距離を取るようになります。