まず、椎間板ヘルニアの治療としてはステロイドの投与あるいは外科的に手術を行うのだが、どちらにせよ早期の治療が望まれる。 具体的にはステロイド投与は8時間以内、手術は48時間以内(72時間との説も有り)が目安となる。 手術に踏み切る重症度は獣医師の考え方にもよるが、当病院ではⅣ度以上で手術実施の是非を考える。 20 нояб. 2009 г.
犬 ステロイド どのくらいで効く?
免疫抑制剤などはかなりゆっくり効き始めますがステロイドは内服でも数時間〜半日程度で効果が出始めます。 皮膚の痒みが強すぎて耐えられない時、今すぐなんとか病勢を抑えないと死んでしまう時、この即効性が本当に役立ちます。 一言で言うとステロイドはめちゃくちゃ良いお薬なのです。
犬 ヘルニア どれくらいで治る?
期間は4〜6週間といわれています。 この期間は破綻してしまった椎間板の繊維輪が修復されるまでの期間とされています。 激しい痛みを伴う場合には鎮痛剤を使用することがありますが、疼痛の緩和は犬の積極的な運動を助長してしまうので注意が必要です。
犬 ヘルニア 痛み いつまで?
後肢を少しでも動かすことができる、または足をつねると明らかに痛みを感じる場合は10日以内。 発症後これらの日数を過ぎると回復の確率が格段に下がっていきます。 ただし、頚椎の椎間板ヘルニアでは手術のタイミングはあまり重要でなく、発症後1カ月以上経過した子でも回復する可能性は十分あります。
ケージレスト いつまで?
安静というのは、お散歩に行かないという程度のものではなく、ケージレストと言って、トイレなどに出す時以外は狭いケージの中でじっとさせておく、かなり積極的な安静が必要です。 安静の期間は脱出した椎間板が安定する4~6週間は必要となります。