猫や犬が玉ねぎを食べると、血液中の赤血球が「有機チオ硫酸化合物」という有害物質によって壊され、溶血性貧血や血色尿を引き起こします。 さらに、赤血球の色素が腎臓を破壊し、急性腎障害を起こす危険性もあります。 猫は玉ねぎ中毒に対して、犬より敏感であるといわれます。 29 мар. 2019 г.
犬に玉ねぎ なぜダメ?
玉ねぎに含まれる、有機チオ硫酸化合物という成分を消化する酵素を犬は持っていないため、中毒物質となります。 また、玉ねぎや長ネギ、青ネギをはじめとするネギ類(ニンニク、ニラ、わけぎ、らっきょう、あさつき等)に含まれる「アリルプロピルジスルフィド」というネギ類独特の匂いの元となる有機硫黄化合物があります。
犬に玉ねぎを与えるとどうなる?
犬の玉ねぎ中毒の症状 貧血と一口に言っても、めまいや粘膜蒼白、意識をなくすといったさまざまな症状がみられます。 また、赤血球の色素は腎臓にも影響を及ぼすので、血尿や濃い色の尿になることも。 これ以外にも食欲不振、嘔吐、下痢、呼吸困難といったさまざまな症状が報告されています。
猫 玉ねぎ 何時間?
食べてしまってからだいたい4時間以内に動物病院に行くと、投薬などで吐き出させたり、胃の洗浄を行ってくれます。 処置のあとは胃炎防止の薬などが処方されることがあるので、経過観察も欠かせません。 もしすでに中毒症状が出ていたら、対症療法で輸血などが行われます。
猫 玉ねぎ どのくらい?
―どのくらいの量を食べると猫に中毒症状が出るのですか? 猫では体重1kgあたりおよそ5gの玉ねぎを摂取すると、中毒症状が現れると言われています。