原因は? マラセチア皮膚炎の原因となるマラセチア菌は、湿度の高い環境で増殖しやすいという性質があります。 そのため、皮脂や耳の分泌量が増えたり、犬が皮膚を過剰に舐める・掻くといった行動を取り皮膚の状況を悪くしたりした際に発症しやすくなります。 また、湿度が上がる梅雨時期にも起こりやすいと言われています。
マラセチア皮膚炎って何?
マラセチアは犬の皮膚の表面に元々生存する真菌(カビの一種)です。 このマラセチアが異常増殖することにより皮膚に痒み・赤みが生じます。 特に症状が出やすい場所は、口周り・耳・首の腹足・腋の下・下腹部・内股・指の間・会陰部などで(下図を参照)、夏場には悪化する傾向があります。15 сент. 2020 г.
犬の皮膚が黒くなるのはなぜ?
・メラニン色素が沈着している メラニン色素とは、皮膚や被毛の色を作る色素のことを意味しています。 メラニン色素は、日焼けなどをすることにより、色素沈着を起こし、皮膚に黒ずみを生じます。 この黒ずみが皮膚に点在している場合、犬の皮膚に黒いカスが付着しているように見えます。
マラセチア どこにいる?
マラセチアは、人や動物の皮膚に存在しているごくありふれた常在菌です。 普段はおとなしく、皮脂腺から出る皮脂を食べて生息しています。
犬の皮膚がただれた場合?
また、犬の顔や背中、足先などに赤いブツブツがみられたり、皮膚がただれを起したりしている場合には、ニキビダニなどの「毛包虫(もうほうちゅう)」と呼ばれる寄生虫が原因と考えられます。 ニキビダニは皮膚に常在する寄生虫ですが、子犬や老犬、病気などで免疫力が低下すると過剰に増殖することがあります。