てんかんとは、発作的に繰り返される全身性のけいれんや意識障害を主な症状とする脳疾患です。 犬において最も一般的な発作の原因といわれています。 多くの場合は6か月~3歳までの若い時期に発症しますが、6~7歳ころに初めての症状が出ることもあります。
犬 てんかん 薬 いつから?
一般には月に1回以上の発作があった場合、初めての発作でも1日に何回か起こした場合(群発発作)、あるいはてんかん重積状態(発作が止まらない場合)になった場合にはすぐに治療を開始することになります。 ただ、半年に1回あった発作が3カ月に1回、そして2カ月に1回と頻度が増えているようならば治療を開始することをお勧めします。
犬 てんかん 薬 いつまで?
薬を飲みながら定期的に血液検査を行い、発作の回数と血液中の薬の濃度をみながら投薬量を決めていきます。 基本的に薬は一生涯必要になります。 1日に何度も発作を起こしていたり、発作が落ち着く前に、次の発作が始まったりする場合(てんかん重積)は、入院が必要になることもあります。
犬 てんかん 何分?
全般発作(全身のけいれん発作)の症状は通常2〜3分ほどで落ち着きます。 一般的に1回のてんかん発作で動物が亡くなってしまうことはあまりありません。 しかし、以下に示す2つの重篤な発作が出た場合には注意が必要ですのですぐに獣医師に伝えましょう。 群発発作・・・24時間以内に2回以上のてんかん発作が起こることです。
犬てんかんなんでなる?
原因は明らかになっていませんが、遺伝的要素が強いといわれています。 比較的若い時期での発症が多く見られます。 事故による外傷や脳腫瘍、脳炎、水頭症など、脳の病気が原因でてんかん発作を引き起こす場合は「症候性てんかん」と呼ばれます。