妊娠・出産で85%の妊婦が痔を経験! 「痔になったなんて誰にも言えない」とひとり悩んでいる方もいるかもしれませんが、妊娠中、とくに妊娠中期と妊娠後期に痔を発症する女性の割合は全体の85%を占めています。 21 апр. 2021 г.
妊娠中 痔 何割?
痔の発症率は、妊娠から出産に至るまでの時期によっても異なります。 痔を発症した妊産婦を時期別にみた海外の報告によると、妊娠初期(~13週6日)の発症が1.6%、妊娠後期(28週0日~)が61%、出産後1ヵ月までの間が37.4%となっており、妊娠後期から出産後にかけて、発症リスクが高まっています。
妊娠中 痔になったら 何科?
せめて、妊娠中に痔の症状が出たら、なるべく早く担当の産婦人科医に相談してください。 おそらく肛門科に行くことを勧められるでしょうから、直接当院のような肛門科に来られても大丈夫です。 ただし、妊娠中、特に妊娠初期は使える薬が限られるため、その点は注意しましょう。
妊娠中 なんで痔になる?
妊娠すると、卵胞ホルモンの分泌が抑えられ、黄体ホルモンを分泌し続けるのです。 黄体ホルモンが多く分泌されると、腸の働きが悪くなり、便秘が引き起こされ、その結果痔になってしまいます。 また、妊娠初期から中期にかけて子宮が増大することによって、直腸から肛門周辺にかけての血管が圧迫、鬱血することも痔になる原因の一つです。
妊婦 いぼ痔 どうする?
このように「いぼ痔」が腫れやすい状態は分娩がすむまで続きます。 ほとんどの場合は便秘をしないように食事や排便の習慣に注意し、症状が出た場合にも軟膏(なんこう)や坐剤(ざざい)などのお薬を使うことで楽になってきます。 軟膏や坐剤に関しては通常の使用の範囲では妊娠の経過に影響を与えることはほとんどありません。