赤ちゃんが入っている子宮は筋肉でできており、通常は緩んだ状態です。 しかし、妊婦自身の行動や何らかの刺激によって筋肉が緊張し、収縮することがあります。 この状態を医学的には「子宮収縮」と呼び、一般的には「お腹が張る」という言葉で表されています。 お腹の張りは妊婦によって感じ方が異なります。
妊娠初期 お腹が張る なぜ?
妊娠初期の「お腹が張る感じ」は、おもに子宮が妊娠したことで大きくなるために起こります。 子宮の筋肉が大きくなったり、伸びたり、また子宮への血流が増えることが原因です。 お腹全体(みぞおちから、おへそ辺り、下腹まで)が張っている感じがします。
妊娠中期 お腹の張り なぜ?
子宮は最大まで大きくなり、赤ちゃんもかなり重くなってくるので、お腹もパンパンになって、下がってくるのです。 そのため、腰や下腹部に負担がかかり、子宮の収縮も増えるため、張りを感じることが多くなります。 内臓があちこちに押されて、息苦しくなるときもあるでしょう。
妊娠中 お腹が張るとどうなる?
お腹が張ると、切迫早産が心配になってしまう妊婦さんへ マイナートラブルの中でも心配なトラブルにつながりやすく、特に注意が必要なのが「お腹の張り」です。 お腹の張りが頻繁に起こると切迫早産のリスクが高まるので、どの妊婦さんも気をつける必要があります。 子宮は平滑筋という筋肉でできた袋状の臓器です。
なぜお腹張る 妊娠後期?
また、妊娠後期のおなかの張りは前駆陣痛であることも考えられます。 特に正期産である37週からは出産に向けて体が準備を始め、おなかの張りが頻繁になるので、張りの間隔に気をつけてください。 その他におなかが大きくなるタイミングで皮膚が引っ張られて、おなかの張りを感じることや靭帯が突っ張って下腹部が痛くなる場合もあります。