認知症に対して医学的に効果があると証明されているのは、現在アリセプト®、レミニール®、イクセロンパッチ®とリバスタッチ®のみです。 それ以外にも効果がある薬がある可能性はありますが、効果や安全性がはっきりしない薬を積極的にお勧めするのは難しいところです。
認知症の薬って何?
これまで、抗認知症薬はドネぺジル(商品名アリセプト)しかありませんでしたが、五年前からガランタミン(レミニール)、リバスチグミン(イクセロンパッチ)、メマンチン(メマリー)の三種類が追加されました。 これらの四種類の薬はアルツハイマー型認知症(ATD)に有効で、認知機能の改善や認知機能障害の進行抑制が期待できます。
認知症の薬 何がある?
認知症の薬2016年現在、日本国内では認知症の薬としては4種類が認可されています。 これらの薬は2つのグループに分けられます。アリセプト(ドネペジル) ... メマリー(メマンチン) ... レミニール(ガランタミン) ... リバスタッチパッチ・イクセロンパッチ ... 新しい認知症治療薬の開発認知症の薬
認知症を遅らせる薬はありますか?
飲み始めに注意 認知症の進行を遅らせる薬「ドネペジル」「ガランタミン」「リバスチグミン」は、飲みはじめや薬の量を増やした時に、吐き気や便が柔らかくなることがあります。 また、眠気やふらつきが出ることもあります。 多くの場合、体が慣れると症状は消えます。 我慢できる状況であれば続けて服薬し様子を見ましょう。
認知症薬 いつ飲む?
アルツハイマー型認知症 いずれも1日1回内服します。 食後であるか空腹であるかは吸収に影響しないため食事のタイミングに縛られず飲むことができますが、他の薬とタイミングを合わせて朝食後に処方されることが多いです。