認知症に対して医学的に効果があると証明されているのは、現在アリセプト®、レミニール®、イクセロンパッチ®とリバスタッチ®のみです。 それ以外にも効果がある薬がある可能性はありますが、効果や安全性がはっきりしない薬を積極的にお勧めするのは難しいところです。
認知症の薬は何がありますか?
これまで、抗認知症薬はドネぺジル(商品名アリセプト)しかありませんでしたが、五年前からガランタミン(レミニール)、リバスチグミン(イクセロンパッチ)、メマンチン(メマリー)の三種類が追加されました。 これらの四種類の薬はアルツハイマー型認知症(ATD)に有効で、認知機能の改善や認知機能障害の進行抑制が期待できます。
認知症治療薬はどれか?
日本で主に使用されている抗認知症薬は、アリセプト®(塩酸ドネペジル)、レミニール®(ガランタミン)、イクセロンとリバスタッチパッチ®(リバスチグミン)、メマリー®(メマンチン)の4つです。
認知症薬 いつ飲む?
アルツハイマー型認知症 いずれも1日1回内服します。 食後であるか空腹であるかは吸収に影響しないため食事のタイミングに縛られず飲むことができますが、他の薬とタイミングを合わせて朝食後に処方されることが多いです。
メマリー はどんな薬?
メマリーとは第一三共株式会社が2011年6月8日に発売した、中等度および高度アルツハイマー型認知症における症状の進行を抑制する薬です。 錠剤およびOD錠があり、それぞれ5mg,10mg,20mgの各3種類があります。 OD錠とは、特に嚥下状態の悪い方について、少量の水で無理なく服薬できる「口腔内崩壊錠」です。