認知症に対して医学的に効果があると証明されているのは、現在アリセプト®、レミニール®、イクセロンパッチ®とリバスタッチ®のみです。 それ以外にも効果がある薬がある可能性はありますが、効果や安全性がはっきりしない薬を積極的にお勧めするのは難しいところです。
認知症を治す薬はありますか?
今のところ認知症を完全に治す薬はありませんが、アルツハイマー型やレビー小体型に対しては薬で症状の進行を遅らせることができます。 また認知症にともなって生じる不安・抑うつ・睡眠障害などは、抗うつ薬・抗不安薬・漢方薬などにより症状を軽くすることができます。
認知症薬 いつ飲む?
アルツハイマー型認知症 いずれも1日1回内服します。 食後であるか空腹であるかは吸収に影響しないため食事のタイミングに縛られず飲むことができますが、他の薬とタイミングを合わせて朝食後に処方されることが多いです。
認知症を遅らせる薬はありますか?
飲み始めに注意 認知症の進行を遅らせる薬「ドネペジル」「ガランタミン」「リバスチグミン」は、飲みはじめや薬の量を増やした時に、吐き気や便が柔らかくなることがあります。 また、眠気やふらつきが出ることもあります。 多くの場合、体が慣れると症状は消えます。 我慢できる状況であれば続けて服薬し様子を見ましょう。