認知症の認知機能障害(中核症状)は、①記憶障害、②見当識障害、③認知障害(失語、失行、失認)、④実行機能障害である。 一方、認知機能障害を基盤に患者の性格や環境などに影響して出現する妄想・幻覚・抑うつ症状・興奮・徘徊・意欲の低下などの症状を行動・心理症状(BPSD)という。
認知症の中核症状とはどれか?
認知症で、脳の細胞が死ぬ、脳の働きが低下することによって直接的に起こる記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能障害、言語障害(失語)、失行・失認などの認知機能の障害を中核症状と言います。
認知症の中核症状はどれか 徘徊?
認知症による徘徊 見当識障害や記憶障害などの中核症状出現の影響や、寂しさ、ストレスや不安などが重なって、絶えず歩き回る「徘徊」が起こることがあります。
認知症の症状のうち、BPSDはどれか?
認知症になると、記憶力が低下する以外にも、いきなり外に出て行ってしまう「徘徊」や、財布を盗られたと訴えてくる「物盗られ妄想」など、さまざまな症状が見られるようになります。 この徘徊や物盗られ妄想は、認知症のBPSD(行動・心理症状)に分類され、ほかにも種類があります。
中核症状なぜ?
認知症は、加齢による脳の病的な変化や、病気などによる脳の障害によって脳の細胞が壊れることで発症します。 壊れてしまった脳の細胞が担っていた役割が失われることで起こる症状を「中核症状」と言います。 こうした症状が中核症状です。