看護師国試過去問。【問題4458(第106回)】Lewy〈レビー〉小体型認知症の初期にみられる症状はどれか。看護師国試対策なら、看護roo![カンゴルー]
見当識障害が出現する疾患はどれか?
見当識障害は認知症の認知機能障害である。 認知症の認知機能障害(中核症状)は、①記憶障害、②見当識障害、③認知障害(失語、失行、失認)、④実行機能障害である。 一方、認知機能障害を基盤に患者の性格や環境などに影響して出現する妄想・幻覚・抑うつ症状・興奮・徘徊・意欲の低下などの症状を行動・心理症状(BPSD)という。
レビー小体型認知症について誤っているのはどれか?
レビー小体型認知症では、幻視や認知機能の変動と並び、初期のうちからパーキンソン症状がよくみられます。 手足が震える、動きが遅くなる、表情が乏しくなる、ボソボソと話す、筋肉・関節が固くなる、姿勢が悪くなる、歩きづらくなる、転倒しやすくなるなど、身体にさまざまな症状が生じます。
レビー小体認知症の初期にみられる症状はどれか?
最初は便秘や嗅覚の異常、レム睡眠行動障害が現れることが多いとされています。 少し遅れて、立ちくらみ(起立性低血圧)や3徴(認知機能の変動、繰り返し出現する幻視、パーキンソン症状)が出てきます。 その後は幻視や錯視の訴えが徐々に増えていき、幻聴や妄想なども目立つようになっていきます。
高齢者にみられる認知症で最も多いのはどれか?
「認知症」は一つの病名ではなく、何らかの原因により記憶や認識、判断などの認知機能が低下し、生活に支障をきたしている状態を指します。 その類型のうち最も多いとされているのがアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)です。