褥瘡(床ずれ)は、皮膚の同じ部分(特に骨が突出している部分)への圧迫が持続することで起こります。 ベッドのマットや布団、車いすなどにより外から圧迫を受けると、体の中では皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押しつぶそうとする力、左右に引っ張ろうとする力などがかかります。
拘縮 褥瘡 なぜ?
拘 縮が生じると、姿勢が限定され、体重が局所に集中しやすくなるため褥瘡の危険因子となります。 圧迫だけでなく、ズレや引っ張り、剪断などの力も重要とされています。
褥瘡 亜鉛 なぜ?
亜鉛は創傷の炎症期、線維増 殖期、皮膚再生期に関与します。 特に、創傷の後期治癒過程では組織修復に重要な役割を果た します。 充は有効と考えられます。 しかし亜鉛は銅などのミネラルの影響を受けやすく吸収拮抗を起こ し、亜鉛が摂取されていても褥瘡の治癒が得難くなることもあります。
褥瘡は何日で出来るか?
褥瘡が発症すると約1週間から3週間までの間は急激に創部が変化するので、急性期褥瘡と呼びます。 この時期は皮膚の赤み(発赤)が持続したり、腫れたり(浮腫)、水ぶくれ(水疱)ができたり、表皮が剥がれたり(びらん)します。
褥瘡 乾燥 なぜ?
皮膚では皮膚表面の脂肪や水分を保ついろいろな物質が減少し、皮膚表面の水分が保てなくなり、皮膚は乾燥し、かさかさした状態になります。 さらに、真皮の細胞や線維、皮下脂肪も減少し、皮膚の弾力性が低下し、皮膚の張りが無くなり、しわも増えてきます。 このため圧迫や摩擦・ずれなどの物理的刺激に対する抵抗力が低下します。