そのまま長期間、放置しておくとさらに隣の歯も同じように傾いてしまいます。 歯と歯の間に隙間ができて、食べかすが挟まりやすくなってしまいます。 その結果、むし歯や歯周病にかかりやすくなります。 歯は噛む相手の歯、隣の歯があることによって一定の位置に保たれますが、それが無くなると移動します。
総入れ歯 入れないとどうなる?
歯が無くなると、当然すべての歯が揃っていた時に比べて咀嚼能力が低下してしまいます。 特に奥歯の噛む力は重要で、入れ歯を使用しないと転倒するリスクが2.5倍高くなるというデータがあります。 下顎が不安定になり、体のバランスを保つことが難しくなるのです。
何本抜けたら入れ歯?
基本的に、3本以上歯が並んで抜けている症例は、入れ歯としては難しい症例になると考えてください。 この場合に、下の前歯ならば入れ歯が落ちる心配はないので、前歯2本抜けた症例に近いのですが、上の前歯が3本抜けているとなると、少し難しくなります。
部分入れ歯 どうなる?
部分入れ歯は形状が複雑で、特に維持装置(鉤)がかかっている歯(鉤歯)には歯垢が停滞しやすく、清掃を怠ると簡単に虫歯や歯周病を進行させてしまいます。 また衛生面のほかに鉤歯への負担を軽減させるためにも就寝時は入れ歯をはずしておいた方がよいでしょう。
歯のブリッジは何本まで可能か?
ブリッジが可能なケースは、失った歯の本数が2本、多くとも3本まで。 しかも、支える歯は神経があり、歯周病もない、強い歯であることが大前提となります。 特に前歯は、車で言うハンドルのような役割を担っているため、負担が大きく強固にする必要があります。