乳腺炎(にゅうせんえん) 一般的に18才~50才に多く起こりますが、授乳期におこる授乳期感染症と、授乳と関係のない時期に発症する非授乳性感染症に分けられます。 授乳期に乳汁が乳腺内にたまって起こる場合を「うっ滞性乳腺炎」といい、乳房が腫れて硬くなリ、触ると痛みがあります。
乳腺症 何歳から?
乳腺症は、ホルモンバランスが大きく崩れはじめ閉経に向かう40~50歳の方に多く見られる傾向があり、閉経後の60代以降は激減することから、女性ホルモンであるエストロゲンの過剰分泌などが原因と考えられています。
乳腺症 何歳まで?
乳腺症は年齢に伴って起こる性ホルモンの不均衡(バランスが崩れること)による生理的変化で、病気ではありません。 30~40歳代女性の生理の前に症状が出やすく、生理が始まると症状はおさまります。 加齢に伴う乳房の変化や、更年期(45歳〜55歳)、老化現象をきたす年齢において、乳房の異常として最も多く見られる症状です。
乳腺炎はいつ頃から?
乳腺炎は「乳腺に炎症が起きている状態」です。 産後3か月以内、特に産後2-3週間で起こることが多いと言われていますが、授乳期間中ならいつでも起こる可能性があります。 症状としては乳房の熱感、痛み、腫れ、風邪のような全身の不調(発熱や倦怠感(だるさ))が出てきます。
乳腺症 どのくらい?
専門医による定期的な経過観察(症例によって1年おき、 6ヶ月おき、または3ヶ月お き)が必要です。 ただ、日常生活を脅かすような強い乳房痛には治療が必要な場合もあります。 1週間以 上の月経前におこる周期性疼痛が少なくとも 6ヶ月持続し、かつ、疼痛が強度に至った場合には、ホルモンによる治療を行います。