三尖弁逆流症は三尖弁の閉鎖障害により、収縮期に右心室から右心房へ血液が逆流する疾患です。 加齢に伴う三尖弁の粘液腫様変性や先天的な三尖弁異形成、肺高血圧症や肺動脈弁狭窄症などの心疾患から続発性に認められるものなど様々な要因から発生します。
三尖弁逆流 どうなる?
三尖弁が完全に閉じない場合、血液の一部が右心房に逆向きに流れます(逆流)。 右心房への血液逆流により右心房内の血液量が増加し、心臓を通して体に送り出される血液量が減少します。 その結果、右心房は拡大して内部の血圧が上昇し、右心房につながっている太い静脈の血圧も高くなります。
なぜ三尖弁?
弁膜の役割はそれぞれの弁の前後で血液が一定方向に行き、逆流しないようにすることです。 三尖弁は右心房から右心室への血液の逆流を防いでいます。 この弁は、その名のとおり3つの弁尖からなっていて、薄い扇形の弁が心室の内壁から内腔に向かって伸びています。
三尖弁閉鎖不全症 なぜ?
三尖弁閉鎖不全症の原因としては、元から重症な肺の病気、例えば肺気腫や肺高血圧症など心臓の左側に起こる疾患によって三尖弁閉鎖不全症になる可能性が高くなります。 まれに肺動脈弁が狭くなることで進行することがあり、これらを補うために三尖弁が伸びて逆流してしまいます。
三尖弁閉鎖不全症 何人に1人?
この病気の患者さんはどのくらいいるのですか。 先天性心疾患をすべて含めると、その発症率はおよそ1%(出生100人に対して1人)の割合で、三尖弁閉鎖症はそのうち1~3%を占めると言われています。
