上顎第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の歯根と上顎洞が近接しているため、虫歯や歯周病が進んで、歯根の先の骨が溶けると、すぐに菌が上顎洞にまで達してしまい、上顎洞炎になるのです。 鼻性の上顎洞炎は、両側の上顎洞が炎症を起こしていますが、歯性の場合は、原因歯のある側(片側)だけが炎症を起こしているのが特徴です。
上顎洞疾患 何科?
歯性上顎洞炎の治療 まずこの病気の原因は歯科の範囲で、症状は耳鼻科の範囲に起こりますので、何科を受診すればよいのかと迷われる方もいらっしゃると思います。 「耳鼻科と歯科の両方」、または歯科(あるいは口腔外科)が治療のメインとなります。 治療方針としては原因となっている歯の治療が第一です。
上顎洞炎 どこ?
副鼻腔のうち、頬のなかにあるのが上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる空洞です。 ここの一番底の部分と上顎の奥歯の根の先が近くにあったり、極端な場合は突き抜けています。 歯が原因のために症状が出ている場合があり、これを歯性(しせい)上顎洞炎と呼びます。
副鼻腔は何のためにある?
副鼻腔は、顔面の骨と頭蓋骨の重量を減らしつつ、骨の強度と形を維持させています。 また、鼻と副鼻腔の空洞部分は、声に響きを加えています。 外鼻の上部は骨により、下部は軟骨により支えられています。 鼻の内側の空間を鼻腔といい、鼻中隔によって左右2つの通り道に分かれています。
上顎にできもの 何科?
顎やお口の中の腫れやできものは「歯科口腔外科」で診断・治療を行うことができます。